食あたり2とレインボーマン


昨日から続いている食あたりだが、
寝ても直らなかった。
それどころか、やはり体調がおかしく、
5時半に目が覚めた。
これでは埒があかないので、
刑事ドラマじゃないけれど、
「吐けば楽になる」理論を実践することにする。



詳しいテクニックは省くけど、
吐こうと思えば、吐けるのは、
学生時代に、よく吐く訓練はしたからだ。



とにかく吐くのに成功はしたけれど、
すぐには、よくならない。
会社に行く気力も今ひとつ湧いてこない。



しばらく、テレビをつけて朝のニュース番組を眺めていた。
森進一の「おふくろさん」を巡って、作詞家の川内康範
もめているニュースを、いろいろな局で何度も見る。
川内康範は、「おふくろさん」の作詞家というよりも、
月光仮面」の原作者と言った方が、通りがいいのではないのか?



そして、私の世代では、月光仮面ではなく、
レインボーマン」である。
あの「死ね死ね団」のテーマとかで有名なレインボーマンだ。
しかも、子供の頃は全く気がつかなかったが、
実はレインボーマンの設定は、深い。
第二次世界大戦中に日本兵に家族を殺されたことに
恨みを持つ東南アジア人が敵の首領かなにかだが、
実はそれ自体がヨーロッパ人の傀儡という、
複雑な設定なのである。
しかも、レインボーマンの第1回は、
インド・パキスタン戦争で、敵味方の区別なく、
救助活動をしているダイバダッタに
主人公(レインボーマン)が教えをこうところから、
始まっているという。



これらは大人になってから、後づけで知った話だ。
川内康範は、子供番組でも決して手を抜かなかったのだ。
そして、月光仮面も実は仏教思想をベースに
「憎むな、殺すな、赦しましょう」
というキャッチフレーズを考えたらしいのだ。



話は戻るけど、川内康範は、その著作やインタビューを
見る限りで、その生き様や哲学にものすごく惹かれるが、
非常に恐い人だと思う。



その人の歌詞に、自己流の歌詞を付け加えて歌っていて、
逆鱗にふれてしまったのは、当然の成り行きだと思う。
森進一は、「困ったなあ」という感じだったが、
おそらく森進一が謝りに行くことだろう。
そして、川内康範は、それを赦すだろう。
なぜなら、
「憎むな、殺すな、赦しましょう」
だからだ。



というのが、私の予想ですが、
どうでしょう?






生涯助ッ人 回想録

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