新しい物が欲しい時はわざと貧しい格好をするべし


新しいちょっと高級そうなパンツを、義母が買ってくれた。
というのも、年末に嫁の実家に帰っていて、その間ずっと「リーバイス501」のなんというのかよくわからないけど、ユーズドっぽく仕上げてある新品を履いていたのだ。もちろん、厳選して購入したのだし、すごくお気に入りなのだ。

だが、どうも義母は「ジーンズ = 不良 or だらしない or 貧しく見える」という世界観から脱却できないらしく、私がみすぼらしい格好をしていて、なんとかしてあげないと、と思ったらしい。
嫁にこっそりお金を渡し、私に新しいパンツを買ってあげるように言ったらしい。それも、ユニクロとかではだめで、かといって、高級ブランドとかではなく、「そこそこいいもの」を買って欲しかったようなので、その期待にそむかないように、でも控えめに23区のバーゲン品のパンツを購入させていただいたのである(もちろん喜んで)。

という話をスタッフにすると、女性スタッフがやはり同様に、ヤフオクかなにかで、PUMAのスポーツバックがものすごく気に入って、落札して持っていたら、「なんて、みすぼらしい鞄を持っているんだ」と彼氏に思われて、ルイ・ヴィトンのショップで正規品の鞄を買ってもらったということを言っていた。

2つのエピソードから演繹する人生の真理はこうである。
「貧しい格好をしていると、いいことがある」